むらさきしきぶ(実)
むらさきしきぶの実です。くまつづら科。別名=みむらさき(実紫)。
今日は、思えば久しぶりの終日雨降りでした。むらさきしきぶ(紫式部)の実に雨粒が鮮やかでした。
紫色の実の清楚な美しさを、紫式部に例えて名づけられたそうです。私は、源氏物語の高貴な”みずみずしい色気”を感じました。
私は、瀬戸内寂聴の口語訳をまもなく読み終えますが、次は、原文との対訳を読んでみたくなってきています。
自宅近くの道端で撮影しました。
<参考>季節の花300 ・ 紫式部 (むらさきしきぶ)
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Comments
紫式部の実、紫色の実に滴る水滴を見ると心が安らぐ感じがします。人間は万事勝手な動物で雨は困ると言いながら、晴天に成れば水が恋しく、ほっとした気持ちになります。私も紫は好きな色でスケッチで、紫単色で絵を描くことがあります。又シャドーには必ずと言っていいほど紫を使います。先日のススキを見てススキには秋月を連想します。源氏物語にも月の歌が有る様ですが、漢詩の世界でも月はモチーフとしてよく使われます。偉大な李白の詩にも1000首のうち月が300首ほど有るようです。今後の健闘を期待してます。
Posted by: 江山 | 2008.09.30 03:03 PM
コメントありがとうございました。
紫色は古来より東西を問わず、高貴な色のようでした。源氏物語の色は、紫色が常識のようになっていますが、作者の紫式部から紫色を連想していたように思います。実際、口語訳や漫画を読むと、紫色は皇室や貴族の色だと分かりました。吉永小百合も紫色の着物を好むとか。何も知らずに歳をとってきたように思います。ゆっくりいろんなこと知っていこう思います。お互いに、できる範囲で頑張りましょう。
Posted by: hisaki | 2008.10.01 09:09 AM