「すすき」の風景
心なしか、このすすきに、憂いを感じます。大江山山麓の私が生まれ育った山村です。子供の頃から、平家落人伝説を聞かされて大きくなりました。
しかしながら、最近になってこの話しに疑問を持つようになりました。日本には、落人伝説のある地域は130箇所ほどあって、そもそも、そんなに大勢の平家の残党はいなかったそうです。私の育った村の場合は、山奥住民の「テレ隠し」や「言い訳」ではなかったか、と考えるようになりました。実際、子供の頃に「山奥人間と」バカにされましたが、この伝説の御陰で、自信と勇気をもって生きてこられたように思うんです。
この写真、平成7年12月末に帰省した時に写し、写真屋さんでCD変換したものです。
今日は、台風14号接近で、外出をやめました。
Comments
この「ススキ」近来のなかでも、特に気に入りました。こういう写真はだいすきです。引き延ばして壁紙にしたい思いです。
大江山のこと、以前うかがっていたことを失念していました。ただ、コメントで見附はしたのですが、記すチャンスがなかったです。亀岡じゃなくて、大江山とはっきり書いてありました。
さて、平家伝説。
平家という、哀調をおびた貴種が全国津々浦々に散っていってという話は、本当と「話」とをとりまぜて、よい伝承だと思っています。
父の祖地、福井県南条郡今庄町大桐には、平家伝承すらございませんようで(笑)
Posted by: Mu | 2005.09.06 02:46 PM
ありがとうございます。
大江山のことすみませんでした。ヤッパリ生まれたところのことは、何時までたっても忘れないものです。
私も、花の写真ばかりでなく、生い立ちや考えてきたことなど書いてゆきたいと思います。
Posted by: hisaki | 2005.09.06 04:33 PM
のどかな良い所ですね。すくっと立っているススキは、hisakiさんご自身でしょうか。
母は日吉町の出で、大学のクラブの後輩は加悦町から来ていました。いつも網野への海水浴途中に(鬼の博物館へ立ち寄ろうか。)と言いながら、果たせず来てしまいました。
大江山のことを大江富士と呼ぶというのは、hisakiさんから聞いたお話でしょうか。
ふるさとのこと、もっと語り聞かせてください。楽しみにしております。
Posted by: wd | 2005.09.06 05:02 PM
子供の頃、聞こえてくるのは「牛の鳴き声」ぐらいでした。静でのどかなところです。昔、道路が無ければ、隠れ生活ができたかもわかりません。本当に、山奥の枯れススキです。
鬼の博物館は、加悦町でなく大江町(丁度山の反対側)にあります。大江富士は初耳ですけど。
Posted by: hisaki | 2005.09.06 05:28 PM
また~、私の早合点でした(笑)。
https://ooe.moe-nifty.com/flower/2004/06/post_12.html#comments
ここで聞いたお話から、勝手に「大江富士」と名付けてしまいましたぁ。m(_ _)m
Posted by: wd | 2005.09.06 05:46 PM
折角良い名を付けていただきましたが、綺麗な山ですが、富士山とはチョット趣が異なりまして、地元では呼ばれていません。
ご指摘のコメント見ました。
wdさんは良く覚えておられるんで、驚きました。
今回、ちゃんと見ないでコメントして申し訳ありませんでした。
Posted by: hisaaki | 2005.09.06 06:28 PM
こんばんは、初めまして。私のブログにコメントして頂き有難うございました。
ご出身地がとても良い所の様で羨ましいです。そういう伝説がある、というだけでもロマンを感じますね。
Posted by: tokkey_0524zet | 2005.12.05 10:15 PM
僻地での子供時代はたいへんなこともありましたが、今から思えばロマンもありました。
今では、故郷は遠くにありて思いだすものになってしまいました。、
Posted by: hisaki | 2005.12.06 11:04 AM